女子高生の憂鬱な毎日

思ったことをつらつらと

努力は実らない

「一生なんて一瞬さ」という、かりゆしが歌う「オワリハジマリ」という曲のひとフレーズが、やけに最近心に刺さる。
あっという間に、高校に入学していて、部活動に入部して、もう気がつけば引退が近づいている。昨日今日の話のように思える。

長いようで短かった部活動。
色々なことがあった。袴を見れば、「この袴はもう着ることがなくなっていくんだろうな」と感傷に浸る。

最後の引退試合が発表された。
Bだった。
頭が真っ白になり、2年間半、私が目指していたものはなんだったのだろう。

以前の練習試合で、私はAチームだった。
その時、私たちは優勝をした。
数日後、その5人で一度集まれ、と言われ集まると、「君たち5人は確定でAだから頑張れ」と言われた。「夢のチームだよね、やった!」と私たちは最高に喜んだ。

顧問の言葉に偽りはないと信じていた。信用とか信用しないとかそういう問題ではない。
そういうものなのだと、思っていたし、それなら、言わなければいい問題なのだから。

それでも私は、Bなのだ。
こんな理不尽なこと、私には起こらないと思っていたが、実際に起きてしまい、その日を機に、とうとう2年半ずっと燃え続けた火はすっかりと消えてしまい、引退目前にして、誰よりも目標にしていた全国大会を諦めてしまった。

今の顧問には「信頼」もなければ、「言葉の責任」さえも持てていない。以前、信用問題を扱ったにもかかわらず、これである。

「どうして、確定とか言ってしまったの?」という相手への嫌悪感に「自分の実力のなさでAに入れなかったこと」の自己嫌悪感が入り混じり、自分を否定しては相手を否定し、相手を否定しては自分を否定している。

そして、今回学んだことがある。
所詮、努力というのは、他者から見た時に映るものであって、自分だけしか知らない努力はあくまで徒労でしかない。
顧問が見える範囲で、頑張ることがあくまでも努力なのだろう。

結果、努力は実らないのだ。